答えは「kg」ではなく「回数」で決まります🏋️
ジムに行ったはいいけど、「この種目、何kgでやればいいの?」と手が止まった経験はありませんか?じつは正解の重量は人によって違い、「何kg」という決まった数字はありません。大事なのは、”回数”を基準に自分に合った重さを見つけること。この記事では、初心者が失敗しない重量の決め方を、ステップと数字でわかりやすく5,000字で解説します。
いきなり結論です。初心者が重量を決めるときの基準は、「目標の回数をやり切ったとき、最後の1〜2回がややキツい重さ」。これがあなたにとっての”適正重量”です。
「何kgが正解?」と数字を探しがちですが、同じ種目でも、体格・筋力・経験で扱える重さはまったく違います。だから他人の重量は参考になりません。自分の体が「ちょうどよくキツい」と感じる重さこそ、今のあなたに最適な重量なのです。ネットで「初心者は◯kg」と書かれていても、それはあくまで一例。数字を鵜呑みにせず、自分の感覚を基準にするのが正解です。
なぜ「回数」で決めるのが良いのか?それは、回数が”効いている強度”を正直に教えてくれるから。20回も楽にできる重さは軽すぎて刺激が足りず、3回で潰れる重さはフォームが崩れて危険です。適切な回数の範囲に収まる重さこそ、安全かつ効果的なゾーンなのです。
目標回数(例:10回)を、楽々こなせるなら軽すぎ、5回で潰れるなら重すぎ。「10回目がやっと」くらいがベストです。まずはこの感覚をつかむことが、重量選びの第一歩になります。
重量の話でよく出てくるのが RM(アールエム)。これは「レペティション・マキシマム」の略で、その重さで”何回挙げられるか”を表す単位です。
たとえば「10RM」なら、10回はギリギリ挙げられるが11回目は無理な重さのこと。「1RM」なら1回が限界の最大重量です。トレーニングの世界では、この”RM”を基準に重量を考えます。
つまり「10回×3セット」と書かれたメニューは、暗に「10RM前後の重さでやってね」という意味。回数の指定は、じつは重量の指示も兼ねているんです。この見方ができると、トレーニングメニューがぐっと読み解きやすくなります。
自分の1RM(最大重量)を実際に測るのは、フォームが固まっていない初心者にはケガのリスクが高いのでおすすめしません。1RMを測らなくても、後述の「回数から決める方法」で十分に適正重量は見つかります。
じつは、目指すもの(筋肥大・筋力・持久力)によって、狙うべき回数=重量は変わります。同じ「筋トレ」でも、目的がズレると効果も変わってしまうので、まず自分のゴールを決めておきましょう。ざっくり整理するとこうです。
| 目的 | 目安の回数 | 重さの感覚 |
|---|---|---|
| 筋力アップ | 1〜5回 | かなり重い |
| 筋肥大(サイズ) | 8〜12回 | 重い |
| 筋持久力 | 15回以上 | 軽め |
多くの人が目指す「筋肉を大きくする(筋肥大)」なら、8〜12回で限界がくる重さが王道。ただし初心者は、まずフォームを覚えるのが最優先なので、最初は12〜15回を余裕を持ってこなせる軽めから始めるのが安全です。
ざっくりですが、回数は「最大重量(1RM)の何%か」とも対応します。8〜12回できる重さは、だいたい1RMの70〜80%ほど。1〜5回なら85%以上、15回以上なら67%以下が目安です。とはいえ初心者は%を計算する必要はなく、「その回数で限界がくる重さ」を体感で見つければ十分です。
実際にジムやダンベルで、どう重さを決めればいいのか。この順番でやれば失敗しません。
- まず一番軽い重量(or 自重)で動作を覚える
いきなり重さを求めず、正しいフォームで動けるかを最優先。マシンなら最軽量、ダンベルならごく軽いものから。 - 10回×3セットが”少し余裕”でできる重さを探す
フォームが崩れず、10回終えて「あと2〜3回いけそう」なら、それが今のスタート重量。 - 慣れたら「最後の2回がキツい」重さに上げる
フォームが安定してきたら、10回目がやっとになる重さへ。ここからが筋肥大の本番です。 - 種目ごとに毎回この作業をする
種目によって適正重量は全然違います。1種目ずつ、自分の”ちょうどいい”を見つけましょう。
この作業を面倒に感じるかもしれませんが、探すのは最初の数回だけ。一度自分の適正重量が分かれば、次からはそこからスタートできます。最初だけ丁寧にやっておけば、あとはずっとラクになります。
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自分の重量が適正かどうかは、体の反応でわかります。次のサインをチェックしましょう。
- フォームが崩れる・反動を使ってしまう
- 狙った筋肉より、関節や腰に負担を感じる
- 目標回数の半分も、きれいに挙げられない
- 目標回数を終えても、まだ余裕で何回もいける
- 翌日、まったく筋肉に効いた感じがない
- 「効いてる感覚」がまるでない
とくに気をつけたいのが「重すぎ」でフォームが崩れるパターン。見栄を張って重くすると、狙った筋肉に効かないうえケガのリスクも上がります。迷ったら軽めにして、フォーム優先が鉄則です。
いきなり本番の重量を挙げるのはNG。まず軽い重量で数回、体を温めてから本番セットに入りましょう。ケガ予防にも、本来の力を発揮するためにも重要です。
目安は、本番重量の40〜60%くらいで10回 → 70〜80%で5回 → 本番という流れ。とくにスクワットやベンチプレスなど高重量を扱う種目ほど、丁寧なウォームアップが効いてきます。逆に、軽い種目や2種目め以降は、簡単なウォームアップで十分です。
筋肉は、少しずつ負荷を上げ続ける(漸進性過負荷)ことで成長します。ずっと同じ重量では、体が慣れて成長が止まってしまいます。
増やすタイミングの目安はシンプル。目標回数(例:12回)を、全セットフォームを崩さずできるようになったら、次回から少し重くします。増やす幅は2.5〜5kgが基本。いきなり10kgも上げると、フォームが崩れて逆効果です。
重量を上げると最初は回数が落ちますが(例:12回→8回)、それでOK。また12回できるまで伸ばし、できたらまた増やす——この繰り返しが、着実に強くなる王道ルートです。
なお、負荷を上げる方法は重量だけではありません。回数を増やす・セット数を増やす・休憩を短くするのも、立派な漸進性過負荷。重量が上げられない日は、こうした方法で刺激を足すこともできます。「重量が全て」ではないと知っておくと、気がラクになります。
初心者が戸惑いやすいのが、種目によって扱える重さが大きく変わること。これは当たり前のことなので、心配いりません。
一般的に、大きい筋肉(脚・背中・胸)ほど重い重量を扱え、小さい筋肉(肩・腕)は軽くなります。たとえばスクワットで50kg挙がる人でも、アームカールは片手10kgがやっと、というのはごく普通です。
だから、種目ごとに「自分にとっての適正重量」をそれぞれ把握しておくことが大切。ノートやアプリに記録しておくと、次回そこからスタートできて、成長も一目で分かります。記録は、重量選びの最強の味方です。
SNSで見る重量に惑わされないでください。体重・骨格・経験でまったく違います。比べるべきは他人ではなく、先週の自分。先週より少しでも伸びていれば、それが正解です。
順調に伸びていた重量が止まることは、誰にでもあります。そんなときは、次を見直してみましょう。
- 回数で伸ばす:重量が上がらないなら、まず同じ重さで回数を1〜2回増やす
- 栄養と休養:タンパク質不足・睡眠不足だと、伸びは止まりやすい
- フォームを見直す:効かせられていないと、重量も頭打ちに
- 思い切って軽くして再挑戦:一度重量を落として丁寧に積み直すのも有効
大切なのは、重量が停滞しても焦らないこと。数字が伸びない時期も、体は着実に適応しています。回数・栄養・休養を整えれば、また動き出します。
次のポイントを押さえられていれば、あなたの重量選びは正解です。
- フォームを崩さず目標回数をこなせている
- 最後の1〜2回が「ややキツい」重さになっている
- 狙った筋肉に効いている感覚がある
- 楽にできるようになったら、少しずつ重くしている
- 他人ではなく、過去の自分と比べている
これらが自然にできるようになれば、もう”重量迷子”ではありません。最初は迷って当然です。回数を基準に、少しずつ自分の”ちょうどいい”を更新していく——それを繰り返すうちに、重量選びは自然と身についていきます。
基本はOKです。ただし後半のセットは疲れて回数が落ちるので、回数が大きく落ちるなら少し軽くするのもアリ。「全セット目標回数」にこだわりすぎず、フォーム優先で調整しましょう。
はい、「回数を基準に、最後がキツい重さ」という考え方は男女共通です。扱う重量の絶対値は違っても、決め方は同じ。軽い重量でも、しっかり効かせれば十分に体は変わります。
決め方は同じですが、初心者はマシンから始めると安全です。軌道が固定されているのでフォームが崩れにくく、重量調整もピンひとつで簡単。慣れてきたらダンベル・バーベルに広げましょう。
初心者はまず回数を増やし、次に重量の順がおすすめ。同じ重さで目標回数に届くようになってから重量を上げる「ダブルプログレッション」なら、フォームを崩さず安全に強くなれます。
いいえ。毎回上げる必要はありません。上げられる日もあれば、同じ重量で精一杯の日もあるのが普通で、体調やコンディションでも変わります。長い目で見て、少しずつ伸びていれば十分。無理に上げてフォームを崩すより、丁寧に続けましょう。
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- 重量は「kg」ではなく「回数」で決める
- 目標回数の最後1〜2回が”ややキツい”重さが適正
- 筋肥大なら8〜12回。初心者はまず軽めでフォーム習得
- 1RM測定はケガのもと。回数から決めればOK
- 全セットきれいにできたら+2.5kgで少しずつ更新
- 部位で扱える重量は違う。比べるのは過去の自分
正解の重さは、あなたの体だけが知っている。
「回数」を基準に、自分のベストを見つけよう🏋️



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